レオンとマチルダの切ないラブストーリー

何度も観ている、ジャンレノ主演の中では一押しの名作「レオン」をオンラインビデオ配信サービスのhuluで久しぶりに観ました。

 

これに主演している子役のマチルダは、後にブラックスワンでも有名になったナタリー・ポートマンです。

 

家族を殺されたマチルダと、殺し屋のレオンのあべこべな二人が短い時間を共に過ごしているうちに二人の中の何かが少しずつ変わっていく。マチルダはレオンに恋をして、レオンは自分の気持ちには気付いていないけれど少しずつマチルダを愛し始めてしまいます。

 

二人の幸せな時間が永遠には続かないのは、マチルダが家族を殺された復讐をするつもりだからなんですよね。その破滅に向かって進む何ともいえない雰囲気は、派手なだけのハリウッド映画とは一線を画していますね。この報われない恋というのは、ロミオとジュリエットのようでもあります。

 

一匹狼で根なし草だったレオンが、マチルダによって心を溶かされていくのが、画面を通して少しずつ伝わってきます。

 

そして無敵の殺し屋だったレオンが、一人の少女によって弱さのある人間らしさを取り戻していく。

 

でも、それは殺し屋としては致命的なことで、それがレオンには今までなかった唯一の弱点になってしまうのです。

 

子どもの頃に観た時には、単なる復讐劇でしかなかった「レオン」ですが、大人になって観るとまた一味違います。エンディングが分かった上で、その切ないエンディングに向けて進んでいくことで、何気ない二人のやりとりまで泣けてきてしまいます。

 

ジャンレノにとっても、ナタリー・ポートマンにとってもこれ以上の二人の名作はないように感じます。